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小説第2弾・・・とか調子乗っててすみません^p^

今回はケルトのお話で!
>ヒスイさん宅:ウルハくん
>灯風さん宅:フィズさん
今回小説を書くにあたって登場人物としてお借りいたしました。




+ + + + + + + + + +
キーン コーン カーン コーン・・・


「終わり!授業終わり!あー疲れた!」

チャイムと共に大きな声を出したのは養成学校の生徒の中でも活発な少年。

「えっ、ウルハくん最初の5分しか聞いてなかったよね・・・?」

ウルハ、と呼ばれた少年の発言に反応したのは近くの席に座っていた
養成学校では最年少の女の子。

「だってさーオレ実技の方が良いしさ。
こう・・・机にずっと座って教科書を睨めっこは辛いじゃん。
ケルトは眠くないのか?」

そう聞かれた途端一段と元気になったケルトは答えた。

「うふふ、だって今日の授業内容は
”戦闘時に手軽に使用できる薬草”だったんだもの。
色んな植物のお勉強ができて、凄く楽しかったよ。」
「えー・・・そうだったっけ?」

授業内容なんか分かんねー。と続けてウルハは言う。
もちろんそれは寝ていたからとしか言いようがないのであった。

「ま、授業の内容は此処までにしといて・・・ケルト、今日遊び行かねえか?
オレ行ってみたい所あるんだよ♪」
「? 良いけど・・・どこ行くの?」
「じゃあ決まりだな!ついてこいよ!」

と、ウルハはケルトの質問に答えることなく教室を後にする。

「あっ、待ってウルハくん!トワラ、行こ!
皆さん今日はお疲れ様でした!」

やや置いてけぼりとなったケルトはクラスメイトにぺこりとお辞儀をして
ウルハの後を追う事にした。



+++++++++++



ウルハにどうにか追いついて、足を止めた所はベルモリアのある場所。

「ウルハくん、此処って・・・。」
「 『イドの宴』だ。」

知らないのか?といった感じのウルハの返事にケルトは少し困惑する。

「や、それは分かるんだけど・・・。」

『イドの宴』、とはベルモリアでも有名な酒場。
日が暮れるにつれて仕事からあがった大人たちが時間と共に入店し、
明日の仕事の為に此処でお酒や料理を食べていく。
到底2人のような年齢の者が気軽に入れるような場所ではない。

「こう、オレのイタズラ心っていうの?好奇心ってどうにもなんねーだろ?」
「・・・やっぱり入るんだ・・・。」
「そりゃそうだよ♪ちょっと店の中見るだけ!大人達に紛れてこっそり入るぞ。」

既に入る気満々なウルハと、ウルハに手を引かれて恐る恐る足を前進させるケルト。
2人の影が酒場へと入っていった。



+++++++++++



店内は飲食店というだけあって非常に清潔であったが、
同時に酒場ということで少々アルコールの匂いが鼻をついた。
店員やお客さんにバレない様に、なるべく体を小さくしてこそこそを
店中を歩くのは先ほどの2人。

「へーこんな所だったのか♪」
「ウルハくん、見つかったら怒られちゃうよ~・・・」

それぞれ持ち前の好奇心の旺盛さと泣き虫がいよいよ出てきた。
もはやケルトには怒られてしまうという事実が見えているようにさえ感じる。

「大丈夫だよ!見つかる前に出るかr「あれ?何しているのかな?」

不意に女性の声がした。
探検という名の不法侵入をしていた2人はそれにもちろんの反応をした。

「あっ・・・。」
「やべっ;」

逃げようとした。が、遅かった。
声の主は直ぐそこに居て2人に駆け寄った。

「あなた達・・・どうしたの?」

2人の身長に合わせるように、少しかがんで訪ねてきたのは
一見するとウルハよりも少しだけ年上と思われるエーフィの女性だった。
肩には黄色のバンダナを巻いたエイパム。きっと彼女の使い魔なのだろう。

「あの・・・その・・・。」
「・・・。」

素直に答えようか、言い訳をしようか迷うウルハと今にも泣きそうなケルト。
それに女性は笑顔で対応した。

「うふふ、お客様ですね。いらっしゃいませ。
さあ、あのテーブルにどうぞ。」

彼女の手が示したのは酒場の中の隅のテーブルだった。
怒られると思っていた2人は少し驚いたような顔をしながらも
その席へとつくことにした。
1つに2人が座れる椅子が向かい合い、それらの間にはテーブルが1つ。
ウルハ、ケルトは1つの椅子に隣り合うように座る。

「はい、どうぞ。」

いつの間にか女性が持ってきたのはオレンジジュースが入ったコップが2つ。
それをウルハとケルトの前に丁寧に置くと、2人と向かい合うように座った。
2人はオレンジジュースと女性、お互いの顔を見る。

「良いのよ。これは私の奢り。」

にこりとする女性の笑顔に安心して2人はオレンジジュースを1口。

「わたくし、フィズって言います。あなた達、お名前は?」
「オレはウルハ。」
「ケルト・・・。」
「ウルハくんとケルトちゃんだね。私はフィズっていうの。」

それでこの子はパール。と続けて言うとパールは2人の元へ行く。
フィズが優しい人柄である事、パールの人懐っこさに、
少しだけ緊張が解けた2人はようやく笑顔が見られた。

「ところで・・・今日はどうしたの?」
「ええと・・・その、酒場ってどんな所なのかなって。」

悩みに悩んだウルハの答えは正直な動機だった。
多分この人なら正直に言える、そんな気がした。

「そっか。そうだよね。大人達ばかり集まって何しているか気になるよね。」

彼女はウルハの考えに裏切らないかのような返事を返してくれた。
一方、まだ少し恐怖が残っていたケルトは訪ねた。

「フィズさんは・・・怒らないの?」
「あら、どうして?」
「だって・・・此処は子供が来ちゃ駄目って思ってたから・・・。」

次第に声が小さくなっていく。いけないことだと分かっていた事だと思っていたからだ。

「お酒飲まないって約束してくれたら来て良いよ。
わたくしのお友達として、お店のみんなには言っておくから。」
「お友達・・・!フィズさんお友達になってくれるの?」
「これからは忍び足で来なくて良いんだ!」

友達になれたこと、これからもお店に来れると言う、
2人には嬉しさと楽しみができた。
完全に安心しきれた2人はそれからフィズに沢山話をし始めた。
自分達は養成学校の生徒である事、クラスメイトの事、お菓子の事・・・。



+++++++++++



2人が酒場に忍び込んだ日の数日後のこと。

「すいませーん!赤ワイン1杯ください!」
「こらウルハくん。お酒は駄目って約束でしょ。」
「うふふ、私もウルハくんと同じのください♪」
「ケルトちゃんも駄目ー。」

3人でキャッキャと楽しむ姿がお店でたびたび見かけるようになったという。




++++++++++++++++++++++

うん。まずはごめんなさいですね。分かります。
第1弾よりも支離滅裂じゃね?とか思いつつもほのぼのした感じが割りと気に入っています(そうかよ
フィズさんは子供たちの気持ちがよく分かるようなお姉さんかなとか、
ウルハくんは安心しきるとイタズラの度合いが大きくなるかなとか勝手な妄想ばかりしてます。

一応お持ち帰り等は登場人物の親御さんのみで。持ち帰られるほどのものではないですが^^;
それでは、書かせてくださってありがとうございました!






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